建物の耐震性能を定めた建築基準法は、1981年に大きく改正されました。「新耐震」とは新しい耐震基準となった1981年6月以降に着工された住宅の事で、それ以前の古い基準で建てられた住宅は「旧耐震」と呼ばれます。「旧耐震」は、震度5程度の地震が起こった場合に、建物が倒壊あるいは崩壊しなければよいという緩い基準でした。一方、「新耐震」では、震度5程度の地震では損傷を受けないことが条件で、震度6~7程度の強い地震でも倒壊あるいは崩壊しないことが求められています。つまり、築年数を調べれば「旧耐震」なのか「新耐震」なのかは確認できるということです。